collect, analyze, and visualize data
/ produced by Hiroyuki Shinoda
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Article
2014.11.1
NAVERまとめの傾向から考察するストック情報の評価指標

備忘録、気になったことの整理にNAVERまとめを利用している。
といっても、閲覧ではなく、まとめる側としてである。
※公開している記事は少ないが。

NAVERまとめが、どのような記事を”注目まとめ”としてTOP記事に選んでいるかは諸説あるが、
“View”、”お気に入り”、”最終更新日”、などが関連しているものと思われる。
必然的に最近まとめられたもので、VIEWが多いものか、お気に入り数が多いものに分類される。

ちなみに以下は2014/11/1 12:00時点の注目まとめ40記事分(PRまとめはのぞく)を、
本投稿用に独自に集計したバブルチャートとなる。(そのため非公式です)
※縦軸が”tweet率”、横軸が”お気に入り率”、バブルの大きさが”View”
※ちなみにfacebookの”いいね数”は”お気に入り”や”tweet数”と比較して少ない。

naverchart

平均View数:85,464
平均お気に入り率:0.16%
平均tweet率:0.14%

チャートをみると思ったよりもView数が少ないものも含まれていることがわかる。
中には5,000Viewを切るものもあった。
ただしそのような記事は、お気に入り率:0.75%、tweet数:1.36%であった。
中身は時事ネタではなく、普遍的なコミュニケーション方法に関するものであった。

ちなみに、私がつくったまとめも1つ、上記チャート中、オレンジでプロットしておいた。
※TOP記事ではないため、平均値の集計からは除外

ルーブル美術館とオルセー美術館を7倍楽しむ意外な豆知識!
2014年11月1日時点
View数:2,497
お気に入り率:0.52%
tweet率:0.56%

お気に入り率、tweet率は悪くないが、View数が少ないようだ。
上記まとめは、自分がフランス旅行に行く前に、整理としてまとめたものを公開したもの(都度、中身は修正)である。

個人的に、”速報性・時事性”のあるもの、というより”ストック性”のあるもの、が好きだ。
※もっともその二つで役割は異なるが。

もっというと、豆知識が好きなのだが、その欲を満たす最たる書籍が、
名著『21世紀の歴史』や『銃・病原菌・鉄』である。

上記書籍は、世界の歴史、現状、これからの見通しについて、
目から鱗のことが多く書かれている。
たとえば、
「なぜアフリカでは動物が多く生存しているのか」
「なぜヨーロッパがアフリカ、中南米を支配して、その逆ではなかったのか」
といったことである。

その中でもなぜか印象に残っている知識は、
人間が栽培を好む植物をどのように選択してきたか、に関する章で、
ドングリは素晴らしい食料供給源であるにもかかわらず、いまだに栽培化されていないことについての以下の記述である。

リスはドングリが好きで、ドングリを少しづつ大事に食べて、
食べかけのドングリをまた地中に埋めて、お腹が減っては掘り出して食べる、ようなのだが、
(誤った認識かもしれないが、、)

“リスがドングリを埋めたり掘りだしたりして、食べているのをよく目にするのは…(中略)…
オークがリスむきの植物だからである。
そして、野生のオークが、リスが掘りだすのをたまたま忘れたドングリから発芽する…(中略)…”

『銃・病原菌・鉄』

ああ、リス、なぜそのような生存に関わることを忘れてしまうのか。
歴史は、ユーモラスでヒューマンで、ストック性のある豆知識に溢れているように思う。

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