リーダー

先日飛行機で出張中に、機内の電子書籍リーダーで『キングダム』を読んだ。

以前、『キングダム』特設サイトで期間限定で無料公開キャンペーンがあった[ref]漫画「キングダム」1~10巻を無料公開 2週間限定で[/ref]ときには、
時間が取れず断念していたが、今回は13時間の機上で思う存分読むことができた。
本当に今更ながらですが、徹夜で熟読し、
地上に降り立ったあと、続きの巻をまとめ買いした。

さて、上記の行動を振り返るに、
コンテンツとしては確かに『キングダム』を継続して読んでいるが、
プラットフォームとしては、実は自分が普段なじみのある電子書籍リーダーに乗り換えています。
※機上の電子書籍リーダーは、一般的なものが搭載されており、
 普段スマホでアプリとしても利用できる。

コンテンツ側としてはもちろん新規読者獲得となったわけですが、
プラットフォーム(電子書籍の)としては、機上以降もいかに囲い込むかはなかなか難しい。
読者側からすると、そもそもプラットフォームすら意識しないかもしれない。
※まあ、プラットフォーム側も、そもそもそこからの新規獲得を狙うかどうか、という問題もありますが、。

仮に電子書籍リーダーを(機上という)限定的なシチュエーションで提供し、
コンテンツを見せた後の、電子書籍リーダー継続新規獲得を考えないといけない、としたら、どうしたらよいか。
※いや、こういう問題があるかどうかすら謎で、私も何の関係もないので、無責任に妄想するとしたら、ですが。。

機上で1〜5巻読ませたのち、続きをそのプラットフォーム上のみで使える
インセンティブ(続巻割引など)で引きつける、だろうか。
ビジネスとしてあるいは収支として成り立つかはともかく、
ユーザ側としては、インセンティブ次第ではプラットフォーム継続利用はあり得るかもしれない。
※現に私も、ジャンルに応じて2つの電子書籍リーダーを使用しているし、
 特定の漫画用のアプリも同時に利用している。[ref]例えばるろうに剣心 AppNARUTO公式アプリなど[/ref]
 まあ、1つにまとめれなくも無いですが、。

あるいはそのプラットフォームならではの便利な機能、があれば
機上の画面でも再現できれば訴求になるかもしれない。
しかし、これは機上のインタフェースに大きく依存するため、実現出来る機能は限られるかもしれない。

漫画や小説以外に、そのプラットフォームに特化した独自コンテンツ
あるいは、まとめ機能やコメント、評価機能などが強みとなりそうであれば、
それを表示することも考えられそうだ。

という、長過ぎる妄想は前振りでして、実は今回書きたかったのは、
“Reader”ではなく”Leader”についてである。(なんと)

以前より、リーダー(Leader)には2つのタイプがある、と『蒼天航路』を読んで思っていた。
1つは”曹操”タイプで、破格の行動力と発想力で独走し、周りをついてこさせる、というものである。
もう1つは、”劉備”タイプで、「(駄目だこいつは、、)私がなんとかしなければ」と周りを思わせて、
結果チームとしてまとまるものである。

さらに、『キングダム』を読んで思ったリーダータイプの軸として、
「自分のポジションが果たすべき役割と、自分の上下が果たすべき役割、さらには全体として果たす役割」を、
どのように「周りの士気を上げる(保つ)ように伝えていくか」があるように思う。
『キングダム』は、巧妙な戦略のぶつかり合いや、迫力のある戦闘シーンも面白いが、
各将が士気を上げるシーンで、読者の(少なくとも私の)熱もあがるように思う。
士気の上げ方はそのリーダーがまとめる人数やタイプによっても異なる(と『キングダム』を読みながらうなずく)
主人公・信は最初は目の前の一人、次は百人、その次は千人、、とまとめる人数がどんどん大きくなっていき、
まとめ方もどんどん成長していく。

よって、そのチームがどれくらいの規模でどのようなタイプか次第で、
どのようにして士気を上げることが有効か、そして自分はどのようなリーダータイプを演じるべきかを考えることが必要だ。
リーダーとしての”自分が思うタイプ”と”周りが求める自分のタイプ(そのチームに求められるタイプ)”、
それから”本当の自分に向いているタイプ”、この3つがズレると、下に仕えるものが大変である。多分。

ということを、まったくリーダーでも何でもない私が、
通勤電車で『キングダム』を読みながらうなずく。