3年間過ごした下北沢を、そろそろ引っ越す事になりそうなので、
備忘録がてら、この街に住んで思った事を記す。
※あくまで地方出身者から見た、個人的な下北沢の感想、です。

下北沢という街は、駅の北口、南口、西口で、様相が大きく異なる。
北口は、オシャレな雑貨屋やカフェ、服飾屋が多いエリア、
西口は、閑静な住宅街、
そして南口がおそらく多くの人がイメージするであろう、
演劇の街、下北沢としての劇場や飲み屋が多い雑多なエリアとなる。

南口エリアは、さらに、昼間と夜間で雰囲気が異なる。
昼間から人の行き来は多く賑わっているが、
夜間になっても、それは途切れず、
むしろ路上パフォーマー(それもミュージシャンというよりも、
“漫読師(漫画を音読してくれる)”や、手品師、占い師といった方々)が出現し、さらにカオスとなる。

また、ハロウィンなどのイベント時には、街中が盛り上がる。
クリスマスに大きな盛り上がりは無いのも特徴だ。(何者かの意志?)

個人的に印象的だったのは、下北沢駅の小田急線地下化に伴い、
旧改札が閉鎖され、新しい改札がオープンとなる日の深夜0時、
自然発生的なカウントダウン状態となり、
若者がなぜか「これでいいのだ、これでいいのだ」とバカボンの大合唱をしていたことである。
※私は仕事帰りだったので、横目に見て、そそくさと通り過ぎたが。

さて、上記のような下北沢独特の文化はどのように形成されていったのだろうか。
いつも夜まで栄える居酒屋や、打ち上げ後の駅前でたむろする大学生を見て思うのは、
「下北沢には人は多いが、みんな駅から帰っていく。いったいどこから来てどこに帰っていくのか」
という疑問だ。

下北沢は、昔から「下北沢自体には大学が無いが、30分圏内に多くの大学がある」街として栄え、
特に70年代以降、大学生が多く集う若者の街となり、
1981年のスズナリのオープンによる「本多劇場グループ」の「演劇の街、下北沢」というイメージを形成するに至るようだ。
※より詳しい戦後の下北沢の歴史は、駅構内、周辺の壁に張り出されている。

つまり、下北沢らしき人は、小田急線、井の頭線、という沿線文化圏から流入しており、
かつ劇場やライブハウス、飲み屋などのインフラが交わる事での、ひとつの帰結として下北沢文化があるのだろう。
※井の頭線文化圏の「井の頭公園」周辺インフラによる西の帰結は「吉祥寺」?
 吉祥寺は、2、3度しか言った事が無いのでよくわからない。
 ちなみに前述の、夜になると下北沢駅前にあらわれる”漫読師”は、昼間は吉祥寺の井の頭公園にいらっしゃる。
※東京のような鉄道インフラが充実した地域では、地理的近さよりも沿線的近さによって
 文化圏の形成に多く影響する事は、よく耳にする気がする。


以上だが、最後に、良く「下北沢おすすめのお店」を聞かれるので、
テンプレートとして記しておき、以後、これをコピペすることにした。

[MOTHER] … しぶいバー。料理もおいしいし、飲みだけの二軒目としても利用可。納豆チャーハンが好き。常連。
[菜々亭] … こじんまりしたフランス料理屋。お店のおじいさんがかわいらしい。コスパが良くランチによく利用。
[CITY COUNTRY CITY] … 生パスタの歯ごたえがクセになる。店内はこじんまりでいつも賑わっている。
[NORTH SIDE CAFE] … 席数多めのカフェ。広めのテーブルもあり、ちょっとした打ち合わせで使える。
[西田屋] … 鶏料理がメイン。串焼きがおいしい店。2、3階もあり、意外に席数多い。
[エラワン] … タイ料理屋。店内の雰囲気もタイ風で落ち着いていてオシャレ。
[petit debut] … オシャレなフレンチバー。気さくなお兄さんが、ワインや料理をおすすめしてくれる。
[百楽門酒家] … 薬膳鍋。コースで十分お腹いっぱいになる。あたたまりたいときはここ。
[新台北] … 本多劇場前の台湾料理屋。いつもにぎやか。とても料理がおいしい上に、コスパが半端無く良い。
[バールボルツァーノ] … チロル料理(チロル料理のなんたるかはわからないがここでしか食べた事ない)。ソーセージがおいしい。
[da oggi] … 窯で焼くおいしいピザ。クァトロフォルマッジが好き。混んでいるので要予約。
[炉ばた] … 炉ばた料理。いつも昭和ミュージックがかかっている。落ち着いた味わい。
[サザンウィンドウ] … 沖縄料理屋。半個室っぽい仕切りになっており落ち着いている。
[魚真] … 魚料理。最近お店を改装して綺麗になった。混んでいるので予約推奨。